歩くこと、そして神奈川県がアホみたいに好きです。
by akrkak
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旧城山町の旅 #6

2019.05.03.fri



 もういっちょダム湖です。こちらは有名な津久井湖です。クルマで通過することは多かったのですが、湖畔を歩くのは二度目です。


第211回・神奈川徒歩々旅
相模原市緑区
旧城山町の旅 #6





①
 城山町の旅だから「城山バス停」で旅を終えるのもいいかなあ、なんて思いましたがあとひとつ目的の場所があるので。
 しかも、パスモはほとんど残金がなく財布の中は空っぽ。普門寺の本堂で有り金全部使ってしまいました。


②
 城山津久井湖公園に到着です。この日の当初の予定はここまでです。


③
④
 園内は花で溢れていました。特にツツジ。#6を書いている今ごろ知ったのですが、ツツジは旧城山町の花だそうですよ。なるほど。


⑤
⑥
 この公園、こちらと対岸で水の苑地と花の苑地に分かれています。こちらは水の苑地です。
 キラキラと湖面が光ってきれいでした。の~んびりしたいのですが人がけっこういまして……
 城山湖と水が行ったり来たりしているのですねえ。


⑦
 城山湖には本沢ダムでしたが津久井湖には城山ダムです。たまに混乱します。
 このダムは神奈川県、横浜市、川崎市、横須賀市の共同の施設です。わが家の水もここから引かれているのですかねえ。だとしたら立ち小便なんて出来ませんねえ。あ、そうではなくてもしませんけどね。


⑧
 予定ではここ城山高校前バス停からバスに乗るはずだったのですが、いかんせん所持金ゼロ、パスモ残高もほぼゼロ。このまま橋本駅方面へ国道413号を歩いてコンビニを目指します。


⑨
 って、なんだか面白そうな道があったので脱線。「城山水源のこみち」だそうです。
 水源のこみちですからやはり津久井湖が絡んでいるのでしょうか?


⑩
 こみちの先には「城山町水源公園」がありました。


⑪
 水源公園には二つの碑がありました。ひとつは「旧町名保存碑 旧川尻字水源の地」です。
 1876年 に、当時の川尻村の村長らが村地図を作成した際、川尻村字水源「地番の起点」 としたのがこの地だったそうです。水源という字名は「相模川沿いの一番川上に位置する」 ことが由来とのことです。
 水源のこみちは、横浜や川崎の水源ということではなかったのですね。


⑫
 もうひとつの碑は「城山町水源土地区画整理事業完成記念碑」。1986年から1989年にかけ、地域を計画的に市街地化する目的で城山町川尻水源土地区画整理事業が行われ、住民の移住も始まった段階でこの区画に圏央道の計画が持ち上がったそうです。
 もちろん住民は反対。圏央道はシールド工法のトンネルで造られるということで問題は解決したそうです。
 水源のこみちは圏央道のトンネルの上のスペースに整備された遊歩道とのことです。


⑬
 水源のこみちから離れていた国道413と合流します。
 バスが行ってしまいます。でもバスの本数はとても多いのです。


⑭
 太陽光発電所があったのでさらに寄り道。水力の次は太陽光ですか。財界に忖度する政治では一向に進まない再生可能エネルギーです。


⑮
 じゃんじゃん発電してください。


⑯
 「谷ヶ原(たにがはら)バス停」からバスに乗ることにしました。次は朝降り立った久保沢バス停なので、そこまで行って周回の旅にするのもいいのですが、このまま歩くと国指定史跡の川尻石器時代遺跡があり、寄り道が増えそうなのでここまでにしました。


⑰
 バスがやって来ました。朝は橋本駅の南口から乗ったのですが帰りは北口行きのバスでした。なんと、北口行きの方が若干運賃お高めでした。
 ああ、おカネはここに写っているセブンイレブンで卸しました。ATM でパスモのチャージもできるのですね。



* * *


 すったもんだの果てに完成した圏央道。喉元過ぎて便利だけがクローズアップされているようですが、解決したとはいえはらわれた犠牲を取り返すのは大変なことでしょう。自然への影響の答えが出るのはまだまだ先のことですし。
 自然と電力のありがたさ、コンビニ ATM の便利さに驚きながら電力消費をし、旅は終わりました。


行程:→城山公園(水の苑地)→城山水源のこみち→水源公園→城山ソーラーガーデン→谷ヶ原バス停
歩行距離:15.46km 歩行時間:5時間21分
交通費:2,072円
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by akrk0911 | 2019-05-10 07:00 | 相模原市の旅 | Comments(0)
旧城山町の旅 #5

2019.05.03.fri



 山を下ります。時おり丹沢を眺めながらの、車道歩きのその行程もまた楽しいのでした。


第211回・神奈川徒歩々旅
相模原市緑区
旧城山町の旅 #5





①
②
 まるで水力発電の水のように一気に津久井湖方面へ下ります。見通しの悪いこんな車道歩きにも慣れて楽しくなりました。


③
 津久井湖が見えました。


④
 テニスクラブの看板を過ぎたら右折して目立たない坂をを下ります。


⑤
 坂の先は「普門寺」。真言宗のお寺です。
 境内からの眺めが素晴らしかったです。丹沢の主脈がずらり。真ん中が蛭ヶ岳ですよね? 一番右には大室山(ですよ、きっと)。


⑥
 こちら「普門寺の観音堂」は相模原市登録有形文化財(建造物)。相模原市指定有形文化財(彫刻)の「普門寺の木造聖観音菩薩立像」はこちらに安置されているのかな?
 また、非公開の県指定重要文化財の「鰐口」(参詣のときにカーンと鳴らす鐘)はこの観音堂のものでしょうか。現在ぶら下がっている鰐口も立派なものでした。


⑦
 六角柱の3面に地蔵が施された六地蔵は今回の旅の冒頭の宝泉寺や、神奈川一周の旅[第8日]で訪れた厚木の金剛寺で見ましたが、6面すべてに地蔵が施されたものは初めて見ました。笠つきで素晴らしい造りです。
 この手の地蔵は相模原でよく見られるものなのだそうです。とても味わい深い六地蔵の形式です。文化財に指定や登録すればいいのにと思います。


⑧
 うっかり本堂を詣らずに境内を出るところでした。観音堂ばかりに目がいっていました。とても大きな本堂なのに……


⑨
 裏から境内に入った私。出るのは表からです。


⑩
 山門を出て西へ歩くと「堂面」と彫られた標柱がありました。「普門寺のお堂の前、または面したところと伝えられている」とやはりイマイチピンとこない説明書き。


⑪
 色々と自然を破壊しながらも便利さが勝った圏央道。


⑫
 そんな圏央道の脇に大きな天然記念物があります。よくぞ残してくれたと言うべきなのでしょうか。


⑬
 「城山のウラジロガシ」として相模原市の天然記念物に指定されたのは2009年のこと。指定しなければ圏央道(さがみ縦貫道)の工事で伐採されたのでしょうか。
 日本一のウラジロガシと言われているそうです。


⑭
 津久井湖へ向かって歩いています。この辺りは河岸段丘なのか地形が複雑です。このあと下に見える道を歩くのですが簡単には下りられません。
 まずは道なりに左へカーブして……


⑮
 先ほど下の道を撮影したのは右側のガードレールの道を右へカーブした先。グイッと曲がってカクッと180度向きを変えて下ります。


⑯
 降り立った道は「関東ふれあいの道」。関東一円に総延長距離1799kmにも及ぶ自然歩道です。踏破しなければいけないのは徒歩々の宿命でしょうか。例によって神奈川県内だけですが。県内だけでも踏破すればバッジがもらえるのだとか。



* * *


 自宅からもっとも遠い地域のひとつである旧城山町は、何もかもが目新しいのでした。さて、楽しかった旅ももうすぐフィナーレです。


行程:→普門寺→城山のウラジロガシ→関東ふれあいの道(山里から津久井湖へのみち)→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-05-09 07:00 | 相模原市の旅 | Comments(0)
旧城山町の旅 #4

2019.05.03.fri



 連休らしい「人出」に遭遇です。ようやくオレも10連休なんだ! を実感。でも、テレビで報道されるような、つくられた観光地のようには賑わってはいませんが。


第211回・神奈川徒歩々旅
相模原市緑区
旧城山町の旅 #4





画像①
 金比羅宮の階段が見えてきました。これが恐ろしく急な階段で……。もう見たくないので自主規制です。


②
 はしごのような階段をなんとか上り、ほうほうのていで辿り着いた「金比羅宮」。


③
 とても眺めのいいところでした。橋本の町がよく見えました。この日はあそこからバスに揺られて旧城山町へやって来たのでした。
 けっこう高いところまで来ました。


④
 横浜ランドマークタワーが見えました。金比羅宮も同じくらいの高さだと思います。


⑤
 金比羅宮からさらに上ると埼玉県方面が望めました。遠くに山が並んでいますがさっぱり山座同定出来ません。少し右側に西武ドームが見えていたので(どうしてもピントが合いませんでした)秩父の山だと思うのですが。手前の黒っぽいところは狭山丘陵?
 先日 CATV の旅番組で、ここが「相模原市で一番の絶景」といったようなことを言っていたのを思い出しました。確かに。


⑥
 さらにさらに上り、恐らくここが頂上だろうというところに石造の祠がありました。航空神社と刻まれています。
 ここは牡龍籠山という山だそうで、戦時中、周辺に軍の飛行機が墜落し乗員が亡くなったそうです。その人たちが祀られているのだそうです。


⑦
 ようやく城山湖が見えてきました。


⑧
 城山湖は本沢ダムによってせき止められたダム湖で、正しくは本沢調整池(ほんざわちょうせいち)といいます。
右奥の山は高尾山。ここからハイキングコースもあります。


⑨
 発電のために造られた人造の湖です。こちらでは揚水発電が行われています。
 電力需要は昼に比べて夜は少なくなります。昼間はこの城山湖から津久井湖(相模川)へ153mの高低差を利用して水を放流し発電を行います。


⑩
 電力需要の少ない夜ですが、火力や原子力などは需要が少なくても出力を下げることが難しいのだそうです。そこで余った電力を利用して、津久井湖から城山湖へ水を汲み上げるのだそうです。
 城山湖には流れ込む川もないため、純揚水発電といわれるそうです。


⑪
 城山湖を一周するコースもあるのですが、今回はパス(次回はあるの?)して車道を歩いて下山することに。
 遠くに見えるのは大山。手前は仏果山かなあ。


⑫
 またもやヤマツツジ。ここのツツジは宝くじの助成金を元に植樹されたものだそうです。


⑬
⑭
 こちらは「発電総合制御所」。詳しくはあれですが発電を制御する施設でしょう。


⑮
 予約すれば見学も可能だそうです。対象は小学生以上。おっさんひとりでも受けてくれるんですかねえ。



* * *


 ハイキングコースでもそこそこ多くの人に出会いましたが、城山湖にはたくさんの人がいました。行列のカフェもアトラクションもありませんけどね。
 「連休は行列しなきゃ気が済まないんだよ」って人以外にはちょうどいい、そんな城山湖でした。


行程:→金比羅宮→航空神社→城山湖→発電総合制御所→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-05-08 07:00 | 相模原市の旅 | Comments(3)
旧城山町の旅 #3

2019.05.03.fri



 山の中へ入っていきます。思っていた以上に素晴らしいハイキングコースです。短時間ですが大満足の山旅です。


第211回・神奈川徒歩々旅
ヨコハマ散歩
旧城山町の旅 #3





①
 下馬梅近くから県道48号を南下し、先ほど立ち寄った小松薬師堂の少し手前からハイキングコースに入ります。「小松ハイキングコース」というコースのようです。


②
 先ほど見た名も知らぬ形のいい山を歩くようです。早速もろに山道です。地図すら持っていませんが大丈夫でしょうか。


③
 要所要所に的確な道標があるので迷いようがありませんでした。※山をナメてはいけません。


④
 ここは実は城跡なのです。これは空堀でしょうか?


⑤
 この説明板によると私が「空堀?」と思ったのはやはり空堀でした。
 ここは小松城跡。室町から戦国時代初期に築城された、八王子の片倉城の出城だったようです。
 ハイキングコースは細い尾根道で、両側には小松川、穴川が流れています。ふたつの川が自然の水堀を形成していたようです。


⑥
 一段高くなっている櫓台跡には社がありました。


⑦
 ハイキングコースはまだまだつづきますが私は下山します。


⑧
 見えてきたのは「宝泉寺」。真言宗のお墓です。スゴい墓地です。


⑨
 こちらは相模原市登録有形文化財(建造物)、「宝泉寺の石灯籠」です。1410年の銘があるようです。かなり古くて貴重なものですから屋根があってよかった。
 宝泉寺には同じく相模原市登録有形文化財(歴史資料)の「宝泉寺の板碑」もあるのですが公開はされていないようでした。


⑩
 境内には小松城跡の碑がありました。


⑪
 次に目指すのはダム湖の城山湖。このまま車道を城山湖まで歩くつもりだったのですが、ハイキングコースに戻ることにしました。


⑫
 一気に下った坂、階段をゼエゼエ言いながら上り返しました。でもこの素晴らしい光景がありますから。
 ここまではグーグルマップに道が記されていたのですが、ここから先は地図にはない道です。


⑬
 ここは美しかったです。かながわの美林50選に数えられる「川尻穴川のヒノキ林」です。


⑭
 こちらは「評議原」。地図には山中にポツンと記されています。
 小松城の武将が評議を開いたところ、だそうです。


⑮
 コースでは至るところにヤマツツジが咲いていました。
 マイナーなハイキングコースだと勝手に思っていましたが、予想外にたくさんの人とすれ違いました。こんなにきれいなら人気コースでしょうね。


⑯
 ヤマツツジはとてもきれいでした。


⑰
 車道が横切り、その先は「金比羅宮」です。



* * *


 新緑、ケヤキ、ツツジがとても美しい城跡でした。車道歩きではなくハイキングコースを選択して大正解でした。
 旅はクライマックスへ。


行程:→小松ハイキングコース→小松城跡→宝泉寺→城山湖ハイキングコース→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-05-07 07:00 | 相模原市の旅 | Comments(2)
旧城山町の旅 #2

2019.05.03.fri



 色々な景色を眺め、史跡を訪ねながら旅は都県境へ向かってつづきます。



第211回・神奈川徒歩々旅
相模原市緑区
旧城山町の旅 #2





①
 原宿交差点からは左折して北上します。するとすぐに小規模ながら藤棚がきれいだなの「原宿堀公園」です。ここは原宿市を開くのに造った堀跡だそうです。


②
 公園に隣接して「原宿地蔵堂」があります。これは相模原市登録有形民俗文化財の「原宿地蔵堂の徳本念仏塔」です。まったくもってこの日は徳本念仏塔祭ですな。


③
 原宿堀公園からは来た道をそのまま進んで信号を左折する予定でしたが、1本西の道がご覧の通りカーブを描いて次の目的地へはだいぶ近いようなのでこちらを歩くことに。


④
 やって来たのは「川尻八幡宮」。鳥居脇の大きな木が出迎えてくれます。1本の木だと思っていたのですが、シイとウラジロガシだそうです。どっちがどっちなのでしょう?


⑤
 立派な拝殿です。


⑥
 本殿は覆殿の中です。


⑦
 覆殿の内部を格子戸越しに見ることができました。右に見えているのは末社である「春日神社本殿」です。「川尻八幡宮本殿」は左側に壁だけ見えています。格子戸の向こうにはガラスもあるようでうまく撮れませんでした。
 いずれも相模原市登録有形文化財です。


⑧
 川尻八幡宮からはしばらく県道48号を北上します。なんとものどかな風景です。形のいい山が目を引きます。名も知らぬ山です。


⑨
 県道沿いなのですがうっかり通りすぎそうでした。こちらは「小松薬師堂」。


⑩
 またまた徳本念仏塔です。「小松薬師堂の徳本念仏塔」も相模原市登録有形民俗文化財です。
 この日の徳本念仏塔はこれが最後ですのでご安心ください。


⑪
 県道より1本東の畑に挟まれた道を歩きました。見えてきた団地は東京都町田市です。


⑫
⑬
 基本的には境川が都県境なのですが、ここはこの白く見える未舗装の道に沿って都県境が走っています。かつてはここを川が流れていたのでしょう。緑の部分は東京都です。


⑭
 ずいぶんと細い境川です。この辺りは向こうの団地の擁壁が都県境です。人工的に流れを変えたのかな? 川の向こうも神奈川県です。


⑮
 境川の近くに梅の木が1本あります。「下馬梅(げばうめ)」です。
 豊臣に攻められ北条の八王子城が落城し、築井城(津久井城)へ向かう伝令の騎馬武者が、ここで築井城も落城したことを知ったそうです。騎馬武者は馬を下り、ムチ代わりに持っていた梅の枝をこの地に突き刺したのが根付いたのだそうです。


⑯
 その梅は大正期に枯れてしまいましたが、この言い伝えを後世に残すために新たに植樹されたものがこの梅だそうです。
 青い梅が実っていました。



* * *


 津久井城に関する史跡を訪ねたあとは城跡へ。津久井城ではありませんけどね。


行程:→原宿堀公園→原宿地蔵堂→川尻八幡宮→小松薬師堂→境川→下馬梅→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-05-06 07:00 | 相模原市の旅 | Comments(0)
旧城山町の旅 #1

2019.05.03.fri


 10連休はザーザーゴホゴホと雨風邪に悩まされながら半分をだらだらと過ごしてしまいました。体調はたいして戻らないものの、天気はようやく晴マークの模様。以前から温めていた旧城山町を旅してきました。


第211回・神奈川徒歩々旅
相模原市緑区
旧城山町の旅 #1





①
 旅のはじまりは「久保沢バス停」から。JRの橋本駅からバスに揺られてやって来ました。
 ここは以前、神奈川一周の旅[第7日]で歩きました。


②
 久保沢バス停から国道413号を渡って坂を上ります。坂の名前は「かんば坂」。この辺りに「かまば」があったのでこの名がついたとのことですが、「かまば」って何?
 城山町さん、説明文はせめて漢字表記でお願いしますよ。ってもう城山町さんいなかった……


③
 かんば坂を上ってやって来たのは大正寺。流行りの元号ツアーではありません。臨済宗建長寺派のお寺です。


④
 ずらーっと六地蔵。1面に2体ずつ3面に地蔵が彫られています。これだけ並ぶと壮観です。


⑤
 こちらには文化財があるのですが見当たりません。本堂裏の墓地も探したのですが……


⑥
 あきらめかけ参道を歩いていたらありました。「谷ヶ原大正寺の徳本念仏塔」、相模原市登録有形民俗文化財です。お寺に入るときはクルマの入り口から入り、参道を歩いていなかったのです。
 徳本念仏塔は各地にあります。徳本は念仏を広めた僧。訪れた先で書いた念仏(六字名号=南無阿彌陀佛)を塔にしたもの。相模原市では一括して多くの念仏塔が文化財に登録されています。


⑦
 大正寺から国道413号に戻りバスに揺られてきた道を少し戻りました。バスはカーブを曲がって写真右方向からやって来たのですが直進します。


⑧
 直進すると「久保沢観音堂」があります。大正寺の観音堂です。


⑨
 こちらにも相模原市登録有形民俗文化財の念仏塔があります。「久保沢観音堂」の徳本念仏塔です。


⑩
 久保沢観音堂には非公開ですが同じく相模原市登録有形民俗文化財の「久保沢観音堂の百体観音」が安置されています。
 明治の作でそれほど古いものではありませんが、百体完成まで16年を要したそうです。


⑪
 久保沢観音堂から坂を上ります。城山総合事務所前交差点の手前に「温泉坂」の碑がありました。
 ここに「人工温泉」の宿があったのでこの名がついたそうです。人工温泉とはよその温泉地から湯を運んできて沸かした温泉だそうです。そんなこと昔からやっていたのですねえ。ここのお湯は熱海から馬で運んできたそうです。


⑫
 温泉坂になんだかたいそうな石碑がありました。「鎌倉みち起点」です。鎌倉往還の起点なのだそうです。これは知らなかったのですが、どんなコースなのでしょうか。にわかに調べましたがわかりませんでした。


⑬
 交差点を直進すると「城山総合事務所」があります。建物を見てもしやと思いその場で調べてみると「旧城山町役場」でした。
 気づいてよかったです。旧城山町を歩いているのに旧城山町役場を素通りしていたら、名折れの旅になっていました。


⑭
 総合事務所を過ぎて少しするとまた国道413号に。こちらは原宿交差点。


⑮
 原宿交差点に建つ「原宿市跡」の標柱。境川から用水を引き市が開かれ、栄えたのち原宿の町が形成されたそうです。


⑯
 原宿交差点には「大山道道標」もありました。温泉坂、鎌倉みち起点、原宿市跡といい知らなかったのでうれしい出会いです。こんなのが歩き旅の醍醐味です。



* * *


 徳本念仏塔が多い町です。徳本上人が熱心に布教活動を行った証しですね。鎌倉道に大山道と交通の要衝だったようですし、そんなことも影響しているのでしょうか。


行程:久保沢バス停→大正寺→久保沢観音堂→温泉坂→鎌倉みち跡→城山総合事務所(旧城山町役場)→原宿市跡→大山道道標→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-05-05 07:00 | 相模原市の旅 | Comments(2)
そば食い日誌・一ぷく 橋本店

2017.06.03.sat



 JR横浜線下りホームと改札外(コンコースではなく完全に駅の外)と、二つの出入口がある店です(もちろん通り抜けはできません)。JRの横浜線と相模線の二路線のターミナルでしたが、京王相模原線が乗り入れてから町の雰囲気は一変したように思います。


番外・神奈川徒歩々旅
そば食い日誌 ~2杯目~
一ぷく 橋本店





 出汁がきいているわけではないけれども、しょう油の香りとほどよい甘さがうれしい旨味が強いつゆに、生麺に近い細めの茹で麺がよく合います。かき揚げはゆるめですがニンジンの食感もよくドロドロした嫌な感じはありませんでした。
 全体的に古きよき立ち食いそばの味がしました。



* * *


 「一ぷく」といえば埼玉県のイメージ。武蔵野線から立川、南武線や、中央本線を経て横浜線にも網の目を張ってほしいものです。


所在地:相模原市緑区橋本6丁目
天ぷらそば:390円
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by akrk0911 | 2017-06-10 09:08 | そば食い日誌 | Comments(0)
神奈川一周の旅[第7日]~その6~
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 いきなり景色が開けました。美しい田園風景です。旅のフィナーレにこんな光景が待っているとは、まったく知りませんでした。

<第68回>神奈川徒歩々旅
◇神奈川一周の旅[第7日]~その6~
◇2017年6月3日(土)


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交通量の多い県道を歩きつづけていたので、この風景には癒されました。

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湘南村葉山島耕地事業竣工記念碑が建っていました。耕作に不向きな土地を30年の月日を費やして拓いた明治の先人の偉業を称える碑です。

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洪水にも見舞われたそうです。

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相模川と田んぼに挟まれた農道。神奈川離れした景色です。

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この風景の予備知識はゼロ。まったく知らなかった絶景です。しかも田植え直後の、水田が最も美しい時期。感動しました。

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対岸は河岸段丘ですよね。

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美しい水田の風景と別れ再び県道に戻ると、神奈川徒歩々旅初めての郡部、愛川町に突入しました。

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高田橋は交通の要衝。いくつもの県道がぶつかったり重複したり。

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相模川の川幅もだいぶ広がりました。

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高田橋から少し相模川の下流方向にある交差点から別れる県道63号を歩きます。地形のわからない地図で下調べしていたのですが、まさかの長いのぼり坂。

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ようやく坂が終わるとお地蔵様が迎えてくれました。大塚のお地蔵様として親しまれているそうです。村の入り口で悪霊が入り込むのを防いでくれるお地蔵様だそうです。

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お地蔵様の横にある標柱。ここは大山道。
橋本の棒杭を思い出しました……。

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行く手にはズド~ンと大山が。思えばこの神奈川一周の旅では色々なところで大山を眺めました。遠くに横たわっていた大山が、すぐそばにそびえています。

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大山を眺めながら県道63号を進み、愛川郵便局入口交差点を右折します。

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ほどなく愛川町役場。宮ヶ瀬ダムがある町。私がこの世で一番好きな山、仏果山がある町。思っていたよりも大きな庁舎でした。

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愛川バスセンターが今回のゴール。ここから海老名駅西口までバスに揺られました。


◇◇◇


 都会の相模原市街から歩く度に変わる町の様相。歴史の遺産あり、美しい近現代建築あり、季節を感じる河畔あり、田園風景あり。神奈川県は小さな県。しかし、多彩な風景を散りばめた美しい県であることがよくわかります。
 季節はこれから梅雨を経て本格的な夏へ。神奈川一周は少し涼しくなってから再開する予定です。


◇行程 (その5)→葉山島→市町境→高田橋→大塚地蔵尊→◎愛川町役場
◇28.15km・21918歩・1188.4kcal
◇旅費 2,398円(交通費・1,728円 飲食代・670円)

神奈川一周の旅[第8日]へ つづく予定

by akrk0911 | 2017-06-09 07:00 | 神奈川一周の旅 | Comments(0)
神奈川一周の旅[第7日]~その5~
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 絶景を後に県道511号を南下。直射日光を浴びながら歩きました。ひたすら歩く時間。少し怖い目にもあいました。

<第68回>神奈川徒歩々旅
◇神奈川一周の旅[第7日]~その5~
◇2017年6月3日(木)


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茶畑がたくさんありました(茶畑だよねえ?)。茶畑の向こうに新小倉橋。後ろ髪を引くな~!

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立派な県道です。

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予定にはなかった神社に立ち寄りました。諏訪神社です。

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県道からふと見てみると立派な大木が。
かながわの名木100選「小倉の諏訪神社のスダジイ」が目に入りました。
超弩級の名木です。

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さらに県道511号を南下。

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なんのためにこんな構造なのか素人にはさっぱりわからないこんな工場が。
コンクリートの会社らしいです。

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その会社の敷地内に見覚えのある景色が。
あ、白馬三山? 富士山の剣ヶ峯?

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まあ、コンクリートの材料であろう土砂の山ですが、裾野には樹木(草だろ)が! もう自然の山じゃないですか! ん、浅間山?

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名山から少し行くと洞門がありました。小倉洞門です。

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洞門の脇には県道の開通を記念する碑が建っていました。

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当地の人々にとって悲願の県道だったのでしょう。
そんな県道ですが、草や低木が生い茂る狭い歩道や、ダンプと十数センチの距離の路側帯歩きを強いられました。
怖いよ~。

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この区間、相模川と並走しているのですがほとんど見えません。

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ようやく見えた貴重な一枚。

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川の反対側に目を転じると、小倉山ですよね。山が大好きなくせにイマイチ自信がありません。


◇◇◇


 都会とは違う道路の環境。大型トラックにブレーキを踏ませたり、わかってはいたもののやはり大変でした。
 諏訪神社のスダジイはスゴかったです。ふと見なかったら通りすぎていたでしょう。気づいてよかったです。
 つづいて旅の景色はまた一変します。


◇行程 (その4)→諏訪神社→小倉洞門→

神奈川一周の旅[第7日]~その6~へ つづく

by akrk0911 | 2017-06-08 07:00 | 神奈川一周の旅 | Comments(0)
神奈川一周の旅[第7日]~その4~
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 鳥の目で眺めました。魚の目で見上げました。ずっと訪れたかった場所で、興奮はMAXです。

<第68回>神奈川徒歩々旅
◇神奈川一周の旅[第7日]~その4~
◇2017年6月3日(土)


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新小倉橋。2004年に開通した巨大な橋。
当地には1938年に開通した小倉橋がありますが、増える交通量に対応が難しくなったことから架けられた橋です。

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「小倉橋」はこちら。新小倉橋からの絶景。

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相模原市登録有形文化財です。

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もう、何回シャッターを切ったことか。美しすぎます。橋を吹き抜ける風は爽やかを通り越して寒いくらいでした。

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もう言葉になりませんでした。なんて美しいのでしょうか。

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河原へ下りましょう。

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神奈川県随一の大河、一級河川本流の相模川。

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鮎釣りの人がたくさんいました。

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こちらは津久井発電所の放流口。轟々と水が吐き出されてきます。この勢いでタービンを回しているのですかね。

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そして、いま歩いてきた新小倉橋を見上げます。大きい。

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そしてこちらが小倉橋。4連のアーチが美しい橋です。
かつて中央道沿線のスキー場へ行った帰り、相模湖インターから延々つづく渋滞を避けるために、迂回してこの橋を通っていました。スキー帰りですからいつも夜。こんな絶景だったなんて当時は知りませんでした。

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新旧の小倉橋の揃い踏み。

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長居をしましたが先へ進みましょう。
相模川はいいですねえ。

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空が広い!

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名残は尽きません。何度も何度も振り返りました。必ずまた来ることでしょう。何度も何度も来ることでしょう。


◇◇◇


 もしそこに橋がなければありきたりの川の風景だったでしょう。もしそこにある橋が平凡であったならば、こんな感動はなかったでしょう。
 周りの風景が小倉橋を引き立て、小倉橋が周りの風景を彩る。どちらが欠けても成り立たない絶景。新小倉橋からの俯瞰もいまや欠かせないでしょう。
 本当に感動しました。


◇行程 (その3)→新小倉橋→小倉橋→相模川→

神奈川一周の旅[第7日]~その4~へ つづく

by akrk0911 | 2017-06-07 07:00 | 神奈川一周の旅 | Comments(0)