歩くこと、そして神奈川県がアホみたいに好きです。
by akrkak
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東海道中膝車輌[第5日] 大磯宿~小田原宿 #2

2019.01.18.fri



 海だの展望台だのすっかり道草を食いましたことは後で悔います。さあ、予定通りに旅をしましょう。


第189回・神奈川徒歩々旅
東海道中膝車輌[第5日]
大磯宿~小田原宿 #2





①
①
 城山(じょうやま)公園からしばらく地味めな道を歩きました。地味とはいえ、私にとっては風光明媚な道です。


②
 国道1号に合流するのかと思ったらしばらく合流しませんでした。松の左が国道1号、右が旧東海道です。これなら一般的にも風光明媚でしょうか? 電線がなければねえ。


③
 こちらは17番目の一里塚、「国府(こう)本郷の一里塚」です。実際は約200メートルほど江戸寄りにあったそうです。


④
 しばらく国道と並んでいた旧東海道はまた国道1号に合流します。


⑤
 ガイドブックに「名残り松」と記されているのはこの辺りの松でしょうか。国道1号に合流してからしばらくして、また立派な松並木が現れました。ここは大磯町と二宮町の町境です。
 写真に少し写っている青いものはごみの集積場のネット。まあ、どんな観光地であれ住民には関係のないことですから仕方ないのかな。


⑥
 こちらは「塩海の名残り」。「塩海」ってなんぞや? 相模国渋見郷というのがこの辺りの古い地名で、渋見は霜見や塩海(しおみ)などとも呼ばれていたとのことですがなんでしょう?
 青いネット、仕方ないんですけどね。ごみ収集日ではなかったことに感謝しましょう。


⑦
 小田原まで14kmの標示。全然進んでない……


⑧
 また松並木が見えてきました。歩くペースを上げてみました。


⑨
 またもや分岐です。旧東海道は右です。


⑩
 醤油の蔵元がありました。「ヤマニ醤油」です。販売もしているようでしたが立ち寄らず。
 帰宅後、近所のスーパーで買った「ウルメイワシの刺身」を食べようとして愕然。醤油を切らしていたんだった! よりによって「イワシ」とはね。わずかな醤油を絞り出して食べたのですが、やはり臭みが強かったです。


⑪
 そんなこととは露知らず、「等覚院」に立ち寄りました。


⑫
 こちらの「フジ」は二宮町指定天然記念物。花の季節はきれいでしょうね。


⑬
 「梵鐘」は二宮町指定重要有形文化財です。


⑭
 大磯からずっと箱根の山がよく見えます。


⑮
 またもや分岐。旧東海道、今度は左へ進みます。



* * *


 国府本郷の一里塚はきれいでした。場所が元の位置とは違うのが少し残念ですが。歩くペースを上げたので、早くも次の一里塚へ到達しちゃいます。


行程:→国府本郷の一里塚→名残り松→塩海の名残り→等覚院→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-01-21 07:00 | 街道歩きの旅 | Comments(0)
東海道中膝車輌[第5日] 大磯宿~小田原宿 #1

2019.01.18.fri



 大磯宿を後にして次は小田原宿。遠いのです。体力の衰えを感じました。まだこの辺りではこのあとの大変さを知らずにヘラヘラしていましたが。


第189回・神奈川徒歩々旅
東海道中膝車輌[第5日]
大磯宿~小田原宿 #1





①
 東海道の松並木と言えばここが有名ですね。学校でも習った記憶があります。


②
 東海道松並木歩道橋からの松並木です。やはり圧倒的な貫禄です。


②
 振り返れば相模湾に浮かぶ江の島や房総半島の山並みが見えました。


③
 このクロマツ、国道1号に植えられているものの中では最も太いそうです。スゴいなあと近づいたらそんなことが書かれていました。樹齢は300年ほどだそうです。


④
 まっすぐの東海道。神山と駒ヶ岳に向かって歩きます。


⑤
 こちらは「西國三十三所順禮講供養塔」。西国三十三所とは関西にある三十三ヶ所の観音巡礼の霊場のこと。西国への順礼の旅では命を落とす人も少なくなかったのでしょう。順礼の人々を供養したものだそうです。
 また、当地にあった真楽寺観音の道標も兼ねています。「真(新)楽寺」は源頼朝の祈願所。そのことも記されているようです。真楽寺はその後、新田義貞の鎌倉攻めの際に焼き払われたとのこと。新田義貞ですかあ。


⑥
 城山(じょうやま)公園前交差点からは国道1号を離れて右の旧東海道へ進みます。


⑦
 「県立大磯城山公園」です。


⑧
 この日は長丁場なので素通りするつもりだったのですが、園内の案内図を見たら展望台があることに気づいちゃいました。


⑨
 この辺りで展望台っていったらどうしたってアレとアレが見えるでしょうから、行かないという選択をするのはなかなか困難なこと。


⑩
 やはりアレが見えました。「県立大磯城山公園」は関東の富士見100景です。


⑪
 明神ヶ岳もよく見えます。


⑫
 富士山と箱根がズラリと並んでいます。


⑬
 そしてアレも見えます。うっすらと伊豆、天城山(多分)が見えます。その手前には真鶴半島。


⑭
 展望台からは見えませんでしたが、園内からは丹沢も見えました。左は塔ノ岳。右端に見えるピークは大山。
 城山公園はどうやらスゴいところのようです。史跡としての価値も高そうです。予習もなしに歩くのはもったいないので別の機会に再訪しましょう。



* * *


 城山公園に立ち寄ったことは後々ダメージとして効いてくるのでした。オッサン、ピンチだよ。


行程:→東海道松並木→西國三十三所順礼講供養塔→県立大磯城山公園→本郷橋→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-01-20 07:00 | 街道歩きの旅 | Comments(0)
東海道中膝車輌[第5日] 大磯宿 #2

2019.01.18.fri



 1ヶ月半ぶりの東海道。平日の朝、古を偲ぶ旅の再開です。


第189回・神奈川徒歩々旅
東海道中膝車輌[第5日]
大磯宿 #2





①
 前回はここ「尾上本陣跡」まででした。


②
 時刻は8時過ぎ。前回よりも長い距離を予定しているので早めの出立です。


③
 東海道を挟んで尾上本陣の向かいには石井本陣があるのですが……、特になんの案内もありません。ここだろうと撮影したのが「汐彩のお宿 大内館」。
 帰宅後に調べたところ、やはりここが「石井本陣跡」でした。現在も宿なんですね。公式ホームページには「脇本陣跡」と書かれています。


④
 一旦国道1号とは離れます。


⑤
 旧道との分岐には「南組問屋場跡」。幕府の書状の継立、参勤交代の際の人足や馬の差配などを行う施設。大磯宿には「北組問屋場跡」もありました。「南組もあるのかな?」と思っていましたがありました。


⑥
 南組問屋場跡と同じ場所は「新島襄終焉の地」でもあります。
 新島襄。NHKの大河ドラマ「八重の桜」で有名になった新島襄です。オダギリジョー演じる新島襄の臨終のシーンは心に残っています。


⑦
 すぐに国道1号に合流します。この日はほぼ国道1号を歩きますが、何度も旧道が登場するので分岐を見落とさないように注意が必要です。


⑧
 正面に富士山が見えました。江戸時代の旅人も仰ぎ見たことでしょう。


⑨
 こちらは「高札場跡」。公式な掲示板です。掲示される札は人々が見上げる高さにあったそうですが、それは幕府の権威を示すものだったとのこと。なんだか小さいなあ。


⑩
 高札場跡のすぐそばには「鴫立庵(しぎたつあん)」。

 心なき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮

 これは平安時代の歌人・西行法師の歌。現在は日本三大俳諧道場の一つだそうです。開館まで30分もあったので徘徊のオッサンは中に入れませんでした。


⑪
 鴫立庵の前には「湘南発祥の地碑」があります。


⑫
 ならばと湘南海岸へ。


⑬
 東海道の旅だから海は別の機会にと思っていたので、ちょっと様子見のつもりだったのですが。


⑭
⑮
 これでは様子見では済みませんでした。夢中でシャッターを切るのでした。
 箱根のほか天城山や大島も見えましたが、光の条件がよくありませんでした。


⑯
 東海道に戻りほどなく「上方見附跡」に。大磯宿はここまで。振り返って別れを告げ次を目指します。



* * *


 大磯町は史跡の宝庫。政界財界文人墨客、数多の著名人にゆかりのある地です。でも、今回は先を急ぐことにします。なにせ次の小田原宿ははるか彼方なので。


行程:大磯駅→◎大磯宿〔尾上本陣跡→石井本陣跡→南組問屋場跡→新島襄終焉の地→高札場跡→鴫立庵→湘南発祥の地→大磯宿上方見附跡〕→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2019-01-19 07:00 | 街道歩きの旅 | Comments(0)
東海道中膝車輌[第4日]藤沢宿~大磯宿 みやげ話

2018.12.01.sat



 名物にうまいものあり。1907年創業の御菓子司(おんかしつかさ)で甘いものを購入しました。


第182回・神奈川徒歩々旅
東海道中膝車輌[第4日]
藤沢宿~大磯宿 みやげ話





①
 馬入橋のたもと、寸髷塚のそばで営業する「御菓子司 弘栄堂」。中に入ってみて手も足もでない価格帯だったらどうしよう……、と3秒ほど悩んでから入店しました。


②
 実はこの「力餅」、買うつもりのなかったものです。店の入り口に看板があったことと意外にリーズナブルだったので購入しました。


③
④
 一口サイズのプルんプルんの餅。添付の黒蜜ときな粉をかけていただきます。


⑤
 おいしいですよ。トローんと溶ける食感がたまりません。
 黒蜜ときな粉は半量ほどしか使いませんでした。餅自体がほんのりと甘くいい感じでした。一つくらい黒蜜ときな粉をかけずに食べるべきでした。


⑥
 平塚銘菓と銘打った「ちょんまげ最中」。寸髷塚とこれはセットだよなと旅の計画段階で購入を予定しました。


⑦
 すぐそばにある寸髷塚にちなんだ商品ですが、その史実とはかけ離れたかわいらしいデザイン。パッケージのみならず最中そのものもかわいらしいのです。


⑧
 餡は2種類あります。こちらは白あん。


⑨
 そしてつぶあん。こちらには栗も入っていました。


⑩
 口にすると甘すぎないネットりとした餡は、サクサクの最中の皮をしっとりと巻き込み一体感を生み出すのでした。


⑪
 さらに大磯駅前のみやげ物店、「地場屋 ほっこり」でお酒を購入しました。


⑫
 生貯蔵酒の「宿場の酒」。ラベルには広重が描いた「虎ヶ雨」が印刷されています。「地場屋」で大磯宿を象徴するラベルを目にしたら買わずにはいられません。
 でも、秦野市で造られたお酒でした……。味は、キリッとした普通のお酒でした。



* * *


 久しぶりに旅先でみやげを購入しました。帰ってからも楽しめるのはいいですね。でも、いつも疲れきってみやげを買う気力もない日も多く……


力餅:370円
ちょんまげ最中:160円×2
宿場の酒:494円
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by akrk0911 | 2018-12-13 07:00 | みやげ話 | Comments(2)
東海道中膝車輌[第4日]大磯宿 #1

2018.12.01.sat




 この日はここ大磯宿までの予定。川崎宿から始めたこの旅、これまでで一番旧街道の宿場町の風情を残しています。




現代


【虎ヶ雨】 仇討ちを果たしたものの伐たれた曾我祐成(十郎)。悲しみ、涙にくれたのは大磯の遊女、虎御前。涙はやがて雨となり……
 当地では梅雨時のしとしと降る雨を「虎ヶ雨」と呼ぶそうです。梅雨時に訪問したいものです。
 それにしても広重の描いた松とそっくりの松がよくあったものです。帰宅後、撮影した写真のなかにこの松の写真を見つけたときは飛びあがりそうなほどでした。まあ、広重が目にした松ではないのでしょうが。



第182回・神奈川徒歩々旅
東海道中膝車輌[第4日]
大磯宿 #1





①
 「江戸見附」を越えると日本橋から8つめの宿、「大磯宿」です。


②
 これは事故らないのでしょうか。


③
④
 保土ヶ谷も宿場町感がありましたが、こちらもかなりのものです。


⑤
 またまた国道1号に合流します。


⑥
 12月なんですけどね。


⑦
 クルマでも数回しか通ったことのない道。


⑧
 「大磯宿北組問屋場跡」。北組とあります。平塚宿には東組と西組がありましたが、こちらには南組があるのでしょうか。


⑨
 大磯宿には3つの本陣があったようなのですが、こちらは一番江戸寄りの「大磯宿小島本陣跡」。雰囲気のある建物ですがもちろん江戸時代のものではありません。それでもなんだかうれしい景色です。


⑩
 何やら魅力的な小路が見えたので寄り道しました。東海道から垂直に海方面への道です。この段差は東海道からすぐ始まっています。かつては海岸線だった?


⑪
 東海道より1本海寄りの道です。なんか味のある看板建築です。ぐるりと屋根が覆われているので、もしかしたら看板建築ではないかもしれませんが。


⑫
 東海道に戻り来た道を振り返ります。高麗山がだいぶ遠ざかりました。


⑬
 「尾上本陣跡」かと思ったら「大磯小学校発祥之地」でした。と思ったら側面に尾上本陣跡と彫られていました。うっかり見過ごすところでした。
 さて、今回は尾上本陣に泊まることにしましょうかね。さてとtrivago。



* * *


 残念ながら尾上本陣は参勤交代の一行で満室でした。仕方なく大磯駅から電車で帰宅したのでした。
 突如再開した東海道中膝車輌。県内の宿場はあと二宿。神奈川一周もそうですが、アプローチが段々長くなります。破産しなければいいのですが。


行程:→◎大磯宿〔江戸見附跡→三沢橋→北組問屋場跡→小島本陣跡→尾上本陣跡〕→大磯駅
歩行距離:21.31km 歩行時間:6時間7分
交通費:1,174円
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by akrk0911 | 2018-12-12 07:00 | 街道歩きの旅 | Comments(2)
東海道中膝車輌[第4日]平塚宿~大磯宿

2018.12.01.sat



 カメラを落としてしまい少し調子が悪いのです。バッテリーのゼロ表示が出たのにそうでもなかったり……。このまま花水橋で終わろうかと思いましたが、平塚駅まではかなり戻らなくてはいけません。


第182回・神奈川徒歩々旅
東海道中膝車輌[第4日]
平塚宿~大磯宿





①
 先へ進みましょう。カメラは少し機嫌が悪いだけなのです、きっと。
 それにしても高麗山は素晴らしい山です。150mそこそこの山とは思えない迫力。信越線から望む浅間山や中央線から望む甲斐駒ヶ岳にひけをとらない迫力、とは言いすぎでしょうか。


②
 花水橋の近くに茅葺きの古民家がありました。高麗山を背景に素敵でした。


③
 こちらは「高来(たかく)神社」です。「高麗」「高来」といえば朝鮮との関係が思い浮かびます。高句麗が滅び大磯に高麗人が渡来したそうです。上陸に際し高麗山を目印にしたということを何かの本で読んだような。
 途中まで参道を歩いたのですが境内では何やら工事をしていました。参拝は可能だと思いましたが疲れていたのと日の傾きから引き返すことに。


④
 海からよく目立つランドマークでしょうね。


⑤
 化粧坂交差点で再び国道1号とはお別れ。旧東海道は右へ。


⑥
 すると待ってましたというような旧道の雰囲気。もう最高です。最後にこんな光景が待っているとは。第九の合唱が始まったような気分になったりして。


⑦
 こちらは「化粧(けわい)井戸」。鎌倉時代の大磯を代表する女性「虎御前」が毎日の化粧に使った井戸であることから化粧の名がついたと伝えられているそうです。虎御前に関しては後ほど。
 鎌倉時代はこの辺りが大磯の中心だったようです。


⑧
 「化粧坂の一里塚」です。こんな雰囲気のなかでの一里塚はうれしい限り。


⑨
 広重が描いた大磯宿はこの辺りのようです。
 この絵は背景にある歌舞伎の演目にもある「曾我之狂言」を知ると味わい深くなります。
 鎌倉時代の武士、曾我祐成(十郎)は弟の時致と共に父親の仇である工藤祐経を討ったものの、仁田忠常に討たれ命を落とします。大磯の遊女「虎御前」は涙にくれました。その悲恋物語が「曾我之狂言」とのことです。
 虎御前が流した涙は雨となり、梅雨時のしとしと降る雨を「虎ヶ雨」と呼ぶようになったとか。広重の浮世絵にも雨が描かれており、作品のタイトルも「大磯 虎ヶ雨」となっています。


⑩
 さらにその雨は大磯八景に「化粧坂の夜雨」として数えられています。

 雨の夜は
 静けかりけり化粧坂
 松の雫のおとはかりして


 夜とまでは言いませんが雨の日に訪れてみたいものです。


⑪
 東海道本線の架線が見えてきました。


⑫
 旧東海道は鉄路の東海道に遮られます。


⑬
 仕方なく東海道線の地下に造られた道、「竹縄架道橋」を行きます。この数字は東京駅からの距離でしょうか。


⑭
 東海道本線をくぐっても素晴らしい松並木が続きました。いい雰囲気の中なか「江戸見附」に到着、大磯宿に突入です。



* * *


 べらぼうにいい雰囲気でした。いい具合に日も陰りいい感じでした。あっけらかんと明るかったら少し残念だったろうと思います。
 大磯町は文化財の一覧や目録をホームページで公開していません。なので何があるのかわからないドキドキ感がありました。同時に大事な文化財を見逃しているかもしれないという焦燥感もありました。
 さて、今夜の投宿先(妄想)の大磯宿です。日が暮れる前に歩ききりましょう。


行程:→高来神社→化粧坂交差点→化粧井戸→化粧坂の一里塚→大磯八景碑→竹縄架道橋→江戸見附→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2018-12-11 07:00 | 街道歩きの旅 | Comments(0)
東海道中膝車輌[第4日]平塚宿

2019.12.01.sat




 日の短い季節。夕暮れ迫る平塚宿に到着しました。行く先に高麗山がそびえ立ちます。


●


【縄手道】 広重が描いたのは平塚宿の「京方見附」付近から見た花水川と高麗山。高麗山の右手には大山、高麗山と大山の間には真っ白な富士山が描かれています。現在は同じであろう場所からこの風景を見ることはできません。見附跡を越え、現代の市町境も越えた大磯町の花水川に架かる花水橋辺りからそれらしく見えます。ただし富士山は少し上流に移動しないと見えません。
 なんにせよ、当時の面影が色濃く残る平塚宿の景色です。


第182回・神奈川徒歩々旅
東海道中膝車輌[第4日]
平塚宿




①
 夕暮れと言ってもまだ14時23分なのですが。「江戸見附」からは日本橋から7つめの宿、「平塚宿」です。ここから1.5kmに200軒ほどの町並みだったそうです。


②
 歩道橋からは高麗山が大きく見えました。かつての旅人も高麗山を仰ぎ見たのでしょうね。


③
 旧東海道沿いに目を引く近代建築が。
 こちらは「崇善(そうぜん)公民館」。1950年に竣工した平塚の旧市会議事堂。1945年の空襲までは平塚小学校があった場所で、日清戦争講和を記念した種から育てられた、クスノキの大木が目の前に立っています。


④
 「平塚宿脇本陣跡」です。脇本陣は本陣のような役割もありますが、平時は一般の旅籠としての営業も可能だったそうです。


⑤
 高札場は広報の掲示板のようなもの。「平塚宿高札場」には、藤沢宿まで、大磯宿までの公定運賃を定めたものの高札も掲げられていたとありますが、「運賃」? どうやら馬や人足を利用する場合の料金のようです。タクシー料金のような決まりでしょうか。


⑥
 東西にあった平塚宿の問屋場。こちらは東にあった「平塚宿東組問屋場」の跡です。荷物の受け継ぎや御用旅宿の手配などの業務を行っていた場所です。


⑦
 幕府公用人や諸大名が宿泊した「平塚宿本陣旧跡」。今の世なら安倍昭恵さんクラスの人が宿泊するのでしょうか、公費で。


⑧
 馬入交差点から歩いてきた道とは交番があるふた又の交差点で分かれ、旧道風情の漂う道へ。


⑨
 ふた又に分かれる地点にある「平塚宿西問屋場跡」です。平塚宿が置かれた当初、問屋場はここだけだったとのこと。その後、参勤交代が始まった頃より交通量が増加し、諸業務の負担が増えたことから新たに東側に拡張する形で「八幡新宿」ができ、先ほどの東組問屋場が開設されたそうです。


⑩
 この日初めてとなる旧街道風情の漂う道。正面に高麗山が見えます。


⑪
 しばらく風情のある道を歩くと、馬入交差点で分かれ市街地を遠巻きに迂回してきた現東海道の国道1号に合流します。


⑫
 左は歩いてきた国道1号、右はふた又で分かれた先ほどまで歩いていた道。そしてここは「平塚宿京方見附之跡」です。平塚宿はここまでです。


⑬
 広重が描いた「平塚 縄手道」はこの辺りから見たものとのことですが、高麗山こそ見えるものの道路や建物に阻まれて雰囲気はつかめません。富士山はこんな感じです。


⑭
 京方見附からは高麗山の影に富士山の稜線がチラり。


⑮
 京方見附より少し進んだ「花水橋」。広重の浮世絵にも描かれている橋でしょう。ここからはご覧の通り大山と塔ノ岳の勇姿が拝めます。
 ここはもう平塚宿の外ですし既に大磯町に入っています。



* * *


 平塚は大きな町です。ただ宿が現在の中心部と若干ズレているのが意外でした。八幡新宿がより発展したということでしょうか。
 旅はさらにつづきます。


行程:→◎平塚宿〔江戸見附跡→崇善公民館→高札場→脇本陣跡→東組問屋場跡→本陣跡→西組問屋場跡→京方見附跡〕→花水橋→〈つづく〉
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by akrk0911 | 2018-12-10 07:00 | 街道歩きの旅 | Comments(1)