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2020.02.11.tue 第235回・神奈川徒歩々旅 横浜市 瀬谷区の旅 #6 横浜市瀬谷区の旅も最終盤です。史跡関係はすべて見終えたのですが、予定外の史跡もあり楽しいフィナーレです。 お墓山に向かう階段の下でこんなものがあったのを思い出しました。 「源流の森保存地区」だそうです。どこの源流だろう? 遊水池に挟まれた道を歩きました。 左側はこんな感じ。 右側はこちら。 手前を阿久和川が流れています。そうか、源流の森は阿久和川の源流かな。地図で確認すると、大阪夏の陣への出陣式が行われた熊野神社の近くが源流のようです。やがて東海道の戸塚宿の手前で柏尾川に合流し、江の島道の近くで境川に合流するとすぐ、江の島を望む片瀬西浜で海に達します。そんな源流域でしたか。 「阿久和大久保原公園」です。 梅がきれいでした。 あとは駅に向かって歩くだけ、と思ったらこんなものが目に留まりました。 140m先に遺跡があるのなら行かないという選択肢はありませんよね。 う~ん、畑。「大久保原縄文遺跡」です。 立派な説明板がありました。 以前より土器が発見されており、約4500年前の縄文後期のものであることがわかっていたそうです。1977年に発掘調査したところ、縄文時代中・後期の土器が出土、住居跡も5基が確認されたそうです。 旅の最後になかなかスゴいところに出くわしました。 予定になかった遺跡からそのまま予定にない道を進みました。こんないい感じの道を進んでもよかったのですが、止めときました。もう十分歩いたし。 県道402号を真南に向かって駅を目指します。気づけば区境を越えて泉区に入っていました。 こちらは「京浜変電所」。とても大きな変電所です。 遠くに見える大山の左側の稜線には富士山が見えました。日没後、晴れて条件のいい日には、絶好の富士ビュー・スポットになりそうです。金網があるけど。 この道は「かまくらみち」、でした。古道である「鎌倉街道上道(かみつみち)」のルートをイメージしたものという感じでしょうか。横浜市のHPを引用します。 かまくら上の道は、鎌倉の化粧坂(けはいざか)から出て境川沿いを北上し、(瀬谷区を通り※)武蔵国府(東京都府中市)から上野(こうずけ)、信濃方面に至る道で、関東平野を南北に結び、戦時・平時を問わず鎌倉、室町時代に大いに利用された道である。新田義貞の鎌倉攻めも、この道を南下したといわれている。 ※:徒歩々が書き加えました。 今となっては古道が実際にどのようなルートであったかは定かではないとの記述もあります。 ずいぶんと長いこと泉区を歩いて、横浜市営地下鉄の立場駅でこの旅を終えました。 * * * 鷹見塚に古墳、遺跡、古戦場に米軍跡地、森をさ迷い歴史的建造物を愛で……、ずいぶんと贅沢な旅でした。ずば抜けて世に聞こえるところはありませんでしたが。 小学生のころ、横浜市の西の端っこにちょこんとある瀬谷区がなんとなく気になっていたころがありました。なんでだろ。 神奈川一周の旅で歩き、今回再び訪れ、なんとなく少年時代の宿題を果たしたような気持ちになりました。楽しいところだったよと、伝えてやりたいです。 行程:→源流の森保存地区→阿久和大久保原公園→大久保原縄文遺跡→かまくらみち→立場駅 歩行距離:16.2km 歩行時間:4時間26分 交通費535円 لا حرب We believe
by akrk0911
| 2020-02-17 07:00
| 横浜市の旅
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