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2019.12.16.mon 第224回・神奈川徒歩々旅 横浜市都筑区 城と富士と #4 素晴らしい富士塚で大展望を楽しんだ後は、また道に迷いました。迷いながらもたどり着いた先では、素晴らしい歴史的建造物が出迎えてくれるのでした。 ちなみにこの辺りの地名は富士見が丘。以前、神奈川一周の旅でも富士見が丘から富士山を見てはしゃいだことを思い出しました。 またもや適当に歩いてわけがわからなくなりました。なぜスマホで現在地を確認しないのか? この夏、私はカメラを洗濯しちゃいました。水に浸けたのは一瞬だったのですが使えなくなりました。その後、カメラはどうしようかなあと考えているのですが、写真のよさを全面に出したブログをやっているわけではないし、まあスマホでいいかなと、ここまでスマホだけで済ませてきました。 でも、バッテリーの消耗は悩みのたねで、スマホの地図を見る回数を極力減らしているのです。頼みの綱の昭文社の「文庫マップ」もこの日は忘れちゃったし……。 バッテリーをなんとかすればいいのにね。 ちょこっとスマホで地図を確認したら、行くかどうするか迷った公園がそばにあったので立ち寄ることにしました。 それほど大きな公園ではなさそうですが見晴らしのよさそうな公園です。 果たしてこの眺望。ここでも丹沢や富士山がよく見えました。ロースペックなスマホじゃこんな写真が精一杯ですが。 この公園は「月出松公園」。なんとも文学的な名称です。横浜の重箱の隅をつつく「はまれぽ」によると…… かつて“朏松(みかづきまつ)”と呼ばれていた場所に造られた公園。“朏(みかづき)”という漢字を分解して名付けられたユニークな名前だった! とのことです。詳しくは「はまれぽ」をご覧ください。 その「はまれぽ」によると、この公園に遺跡があるらしく、そんなことも知らずに過ごしてしまいました。 その後も迷いながら、なんとか予定の道に突き当たるところまで来ました。 でも、次の目的地を過ぎた後に歩く予定だったところだったのです。 というわけで、本来なら向こうからこちらへ歩いてくるはずだった道を、こちらから向こうへ歩きます。 ただ、この先に次の目的地があるという確証はないのです。個人所有の建造物ということもあり、詳しい所在地は公表されていないのです。 心配は杞憂に終わりました。真新しい横浜市認定歴史的建造物のプレートが出迎えてくれました。「中山恒三郎家店蔵及び書院」です。 ストリートビューでここだろうなとあたりをつけていたのですが、当たりました。 プレートが新しいのも道理で、2018年に認定されたばかりなのです。 こちらは「店蔵」。 白壁が美しい店蔵です。よくぞこんなに素晴らしい建造物が今まで指定も登録も認定もされずにいたものだと思うのでした。 こちらも真新しい説明板。設置してからまだ1か月ほどしか経過していません。 これによると中山恒三郎(なかやまつねさぶろう)は酒類卸売業、醤油醸造業、生糸を生業とした大豪商だそうで、天皇家と菊にまつわる関わりもあるようです。 3年ほど前から「松林甫」と名づけられた庭園などの整備を始めたということなので、店蔵も大改修したのかもしれません。とにかく素晴らしい。 こちらは書院の「松林庵」。 光の具合であまりよく見えませんが、実際に見るととても素敵な書院でした。 * * * お見事な歴史的建造物です。見逃した遺跡もあるし(帰宅後地図を見ると、近隣には「はまれぽ」で仕入れた遺跡情報以外にも遺跡が)、また来るでしょうね、今度は地図を見ながら。 行程:→月出松公園→中山恒三郎家店蔵及び書院→〈つづく〉 لا حرب We believe
by akrk0911
| 2019-12-21 07:00
| 横浜市の旅
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