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2018.10.22.mon 第163回・神奈川徒歩々旅 鎌倉市山ノ内 浄智寺・東慶寺 と周辺の旅 #2 鎌倉五山のひとつに数えられる浄智寺。8年ぶりの訪問です。数年前の春の連休にも来たのですが、あまりの人の多さに参り、惣門前で引き返したのでした。 浄智寺にやって来ました。鎌倉五山の第四位のお寺です。北条時頼の三男、宗政の弔いのために創建されたそうです。 「浄智寺境内」は国指定史跡です。 惣門前の泉は鎌倉十井(かまくらじっせい)のうちのひとつ「甘露の井(かんろのい)」。右端に写るふたのあるところが井戸だそうです。甘いのでしょうかねえ。 石段を上ると鐘楼門があります。2階にある「銅鐘」は県指定重要文化財です。 仏殿(曇華殿)、美しいお堂です。銀杏臭には泣けてきましたが。 仏殿には県指定重要文化財「木造三世仏坐像」が安置されています。三世とは「過去」「現在」「未来」のことであり、左から「阿弥陀如来(過去)」「釈迦如来(現在)」「弥勒如来(未来)」なのだそうです。 仏殿の裏側には鎌倉市指定有形文化財の「木造聖観音菩薩立像」があります。うっかりすると見落としてしまいます。 仏殿の正面には3株の「ビャクシン」。いずれも鎌倉市指定の天然記念物です。 浄智寺にはビャクシン以外にも鎌倉市指定天然記念物があります。 こちらは「タチヒガン」。 拝観料を納める受付の裏に堂々とそびえる2株のタチヒガン。知らなかったのですが少し早く咲くサクラだそうです。名前からして春分の頃に咲くのかな? 仏殿の裏には「コウヤマキ」。幹回りはどれくらいあるのでしょう。ぶっとい大木です。高野山に多いことからこの名がついたそうです。 コウヤマキのそばに茅葺きが美しい庫裡が建っています。 たくさんのやぐらがあります。やぐらとは単にお墓なのだと思っていたのですが、例えばここの場合、元は住居だったそうです。その後墓所となり、最近では倉庫として使われていたようです。 浄智寺の境内では人気のスポット。お腹をさすると元気になるとか。もちろんなでなでしてきました。 浄智寺は鎌倉・江ノ島七福神のひとつでもあります。 なんという建物かわかりませんが美しい景色です。 * * * 浄智寺は鎌倉国宝館に寄託されているものを含め、ほかにもたくさんの文化財を所有しています。谷戸にありながら明るい境内がとても素敵なお寺でした。 行程:→浄智寺→〈つづく〉 لا حرب We believe
by akrk0911
| 2018-10-31 07:00
| 鎌倉市の旅
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